2012年7月8日日曜日

10DA096D 宮前紘介

ハワイへ旅立ってから時間が大分経ってしまい、今更ではありますが先日のゼミでの感想を書かせてもらいたいと思います。
 ゼミでは主に原発問題における多数派・少数派とは一体何なのか、報道による過剰な道徳観念の押し付け、また日本教育における外国との差異について話し合いました。どれも一般的に疑問視されている内容ばかりなので、改めて議論しあうことで新しい発見があったように思います。
 そんな中、自分の中で特に気になったのは日本と他国との教育の違いについてです。斎藤さんの話では、日本の教育は学校が子どもたちに教科書の内容をそのまま教え、それを子どもたちが覚えるという「詰め込み」型であるとのことでしたが、正直その「詰め込み」型に何の問題があるのかさっぱり分かりませんでした。米国などの教育では、その場で話し合うことで話を膨らませていく弁証法的なやり方をしているようですが、それをわざわざ日本に持ち込んで何の意味があるのでしょうか。ゼミではどちらが正しいかといった話ではありませんでしたが、私はいつも「日本の『詰め込み』教育は如何なものか」といった意見に苛立ちをおぼえます。大学の方でも、時々学生同士での話し合いから話を進めていく形式の授業が見受けられますが、どれも面白くない上に何にも発展することはありません。もし西欧流の「学生が互いに議論をし合う」形式の推し進めたいのなら、それを上手く利用できるだけの教育手腕が必要だと思います。慣れないものを無理に扱うことは、百害あって一理無しではないでしょうか。
 授業では意見をすることはありませんでしたが、この場を借りて自分の考えを述べさせていただきました。日本にいられる貴重な時間を割いてまで授業に参加していただいた斉藤さんには感謝しています。ありがとうございました。

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