2012年7月29日日曜日

10DA096D 宮前紘介

昨日の発表では面白い話を聞くことが出来ました。  今までの「応用調査実習」の授業でアンケート票の作成や、調査対象者の決定などの作業を行っていますが、作業をこなすことで精一杯なので、あまり社会がどうなっているのかという意識を持つことが出来ずにいました。しかし、今回の発表で拝見したことで、本当の社科学研究がどのようなものなのか分かった気がします。また、普段のアンケート回収率は年々下がっているということを耳にしたことがありますが、今回の回収率が73%であったという事実で、社会が震災を重く受け止めているという風に捉えることが出来ました。
 アンケート票も拝見させてもらいました。質問の内容は仮説に対応できていて、的確で無駄がないと感じられます。ただ、震災前と震災後で地位が変わったという項目がありましたが、震災の影響でどのように変わってしまったのかというところが気にかかりました。理由を尋ねる項目がもう少しあれば、具体的な内容に踏み込めるのではないかなと思います。

 また、河村先生による震災後の選挙行動についての話がとても面白く感じられました。地域復興のために政治参加が増えているという認識でしたが、実際には感傷のために政治どころではないという意見を持つ人々がおり、それは誤りであったと思い知らされました。東北やそこに住む人のために政治で良くしていこうという考えは、かなり他人事なものなのかもしれません。

他、理学部の村田先生、異文化コミュニケーション部の上条先生の話から、普段は聞くことの出来ない情報を得ることが出来ました。今回の発表で、また考えることが増えたらと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿