2012年8月2日木曜日

10DA260B 増田美佳

先日の研究報告会では新しい発見がありました。

仙台市の調査結果の発表の中では「被害に階層差が見られなかった」というのが印象的でした。これが、支援活動がうまくいった結果からか、そもそも関西より階層差が少ないからかは気になります。また、発表の中では触れられませんでしたが、資料の「東日本大震災における十分報道されなかった被害や出来事」はとても興味深かったです。この「内側からの視点」がこれからのために必要不可欠だろうと感じました。
授業実践研究の発表の中では「学生の発達段階や状況に合わせた教材、講義が必要」というコメント達に納得しました。確かに、実際体験した人とそうでない人の差は大きい。曖昧なことしか話せないのは当然でしょう。しかし、被災地から離れた、小中高では具体的な授業は大切になると思います。やり方次第で大きな発見をさせることができるのではないでしょうか。そのために必要なのは確かに「教材」。ただ、文科省がつくる「スバラシイ1冊」より、教師が自分のやり方に合わせて選べるように「様々なタイプ」が必要になるでしょう。こういう時事的な出来事を教えるには教師の能力が大事でしょうが、より負担を減らすため、アイディアを浮かびやすくするため、さまざまな教材の選択肢を与えてあげればハードルは下がるのではないかと思います。そして、東北大学の教授もおっしゃってましたが、こういう話を導入に使えば、どの科目でも扱うことができます。生徒もリアリティをもって勉強することができるでしょう。より多くの学校で時事が扱われるようになれば良い。このようなことを考えていました。

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