2012年8月7日火曜日

10da141z 斉藤有沙

日本にはあらゆる格差問題が潜在しており、それは震災等危機的状況においてより顕著に表れるのだという事を今回の研究発表を通して改めて考えさせられました。
 高齢者や障がい者の方が震災時における死亡率が高かったという事も以前習いましたが、「社会的地位が低いほど震災の被害が大きい」「中小、零細企業、自営業の方が生活に不安感がある」と知り、今現在も震災は格差を広げ生きづらさを感じさせているのだと思いました。また「居住年数が多い程不安感が強い」という項目は意外でしたが、被災地が住み慣れた土地である程そこを離れた新しい暮らしに不安を覚えるのは当然だと納得しました。
 またメディアでは報道されない事柄については、今回のようなアンケートや調査によって話してもらう事はとても重要だと思います。私たちが実態を知るためにも、また被災者が不満や本音を回りに知ってもらう為にもです。
 震災や原発に関する教育については、ただ単に「原発は撤廃するべき」等主張を教えるのではなく、データに基づいた事実を提示することで個人の意見を持たせることが大切だと考えます。
 セシウム・ストロンチウムの観測研究が実際に立教の敷地で行われていたことは知りませんでした。理系ではないので研究内容は非常に難しかったですが、全く異なる学部の発表は新しい見地であり非常に為になりました。

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