2012年8月11日土曜日

10da227c 鎌倉 瑞基

先日の研究報告会は、普段自分が触れることのできない現場の状況や知識について学ぶことができたため、非常に有意義なものとなった。物理学の村田先生のご報告では放射性物質であるセシウムや、聞いたこともなかったストロンチウムについて少しは理解を深めることができた。セシウムについては、以前からマスコミやSNS等で盛んに取り挙げられていたのであるが、半減期なる現象すら初めての知識であり、被曝し続けることを回避していかなくてはいけないことを痛感した。
また村瀬先生・河村先生のご報告では、メディアが震災の一部を切り取って繰り返し放送することで我々に震災についての知識を固定化してしまっていることに危機感をおぼえた。被害の大きい街や人々ばかりを放送するのではなく、様々な角度から被災地の住民らにアプローチしていく必要があるのではないか。さらには、地震や津波による震災被害で選挙どころではない、という現状も復興促進の足かせとなっているのではないか。被災地の人々が投票に足を運ばないということは、それだけ国に対して期待していないということであり、共に協力して復興していくという一体感が生まれてこないのかなと感じた。震災は自分の住む国で起きてしまってことであるにも関わらず、その事実についてあまりにも何も知らないことに無責任さを感じた。もっと震災や原発問題について多くの知識を身に付けなくてはならない。

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