2012年8月6日月曜日

10DA209E 星 暢哉
 
 先日の研究報告会では社会学だけでなく、物理、法、教育といった様々な分野における話を聞くことができてとても勉強になりました。すべての研究がとても興味深いものであったが、特に物理の分野の報告はとても興味深かった。私たちが普段よく耳にするセシウムという物質だけでなくストロンチウムという物質についての説明があり、ストロンチウムというのは測定が困難ではあるが、セシウムよりも人体に影響があるという事実に少し驚いた。難しい化学式などはよく理解できないが、物理という普段聞く機会がない分野の話というのは非常に面白かった。
 私は東北大の河村さんの話も興味深いものがあった。震災と政治というテーマで、国会議員は被災地から選ばれないことであったり、投票においては、コミュニケーション・ネットワークの分断やソーシャルキャピタルの喪失、感傷による棄権などで投票の質が下がるといった現状を説明していただいたが、現地の人の声というものはとても説得力があり聞いていて納得ばかりしてしまった。
 今回の報告会で私が感じたことは一言に復興しようとみんなが言っているが、目に見える問題から目に見えない問題まで、問題は山のようにあると感じた。また、ある特定の問題を解決すれば復興するのではなく、幅広く解決していかなければならないと感じた。国民一人一人が自分が復興するためには何をすべきか、その役割を考え行動しなければ復興はより難しくなっていくのではないかと思った。

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